エーデルワイスとは?花言葉や意味などご紹介
当店の名前にもなっているエーデルワイスとはどういったお花か、種類や特長も踏まえ、詳しくご紹介いたします。
花言葉や意味や名前の由来などもご紹介いたします。
エーデルワイスはどんなお花?
エーデルワイスは、多年草でキク科ウスユキソウ属に分類されます。主にヨーロッパのアルプスやヒマラヤ山脈など標高が高い山に生えています。
- 学名
- Leontopodium alpinum
- 科・属名
- キク科・ ウスユキソウ属
- 英名
- Edelweiss
- 原産地
- ヨーロッパアルプス 生息環境:高山の石灰岩地
- 開花期
- 5〜6月
- 花の色
- 白
- 別名
- セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)
ハナウスユキソウ(花薄雪草)
アルペン・エーデルワイス
ステラ・アルピナ
エトワール・ダルジアン
古くから薬草としても多く利用され、消化器・呼吸器疾患の処方薬として利用されて来ました。紫外線の強い高山帯で育つことから抗紫外線効果もあるようです。現在ではエーデルワイスのエキスがたくさんのスキンケア用品に使われ、美容にも使用されております。
またエーデルワイスは品種改良があまりすすんでおりません。高山は「涼しくて乾燥した環境」であり、気温の高い夏や湿気の多い梅雨がある日本の四季が苦手です。
エーデルワイスの仲間たち
エーデルワイスは19世紀以降に採取量が増えて数が減少したことから、スイスでは1909年に採集禁止となり、野生株は大変貴重です。 日本に自生するエーデルワイスの仲間、ウスユキソウ属をご紹介します。
ハヤチネウスユキソウ
岩手県早池峰山に自生し、日本でのエーデルワイスといえばこの品種を指すことが多いです。
灰白色の綿毛が密生してヒトデのような形をしており、ウスユキソウ属の中では花びらが大きく、茎丈が10〜30cmほどになります。
ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)
東北地方の高山に多く自生する品種です。 全体が1つの花のように見える、約8〜13枚の白い花がついています。
また、細く線形の葉っぱが互い違いに生える「互生」という生え方をしているのも特徴です。
チシマウスユキソウ
南千島原産といわれる小型の品種です。大輪の花びらを咲かせ、植物全体が灰白色の綿毛に覆われています。細い葉っぱは互い違いに生え、花は白い星形のように咲きます。
エーデルワイスは高山植物のため、園芸品種として育てるのは難しいとされています。 開花時期は5〜6月で、5月中旬〜6月中旬に見頃を迎えます。
エーデルワイスの名前の意味・由来
エーデルワイスという名前は、ドイツ語で高貴を意味する「edel(エーデル)」と白を意味する「wei?(ヴァイス)」が合わせて「edelweiss(エーデルワイス)」となりました。ヨーロッパでは純潔を象徴する花とされています。
当店ではお客様の純粋な想いをお花と一緒に届けられるように、エーデルワイスという花の名を取り入れました。
エーデルワイスの花言葉
エーデルワイスには『大切な思い出』という花言葉があり、スイスの言い伝えからきています。
他にも『勇気』『忍耐』という花言葉があり、西洋の花言葉『高潔な勇気』『大胆不敵』からきています。
アルプス地方では、“エーデルワイスは、男性がプロポーズする時に女性に贈る花”とされています。
スイスの言い伝え
スイスには下記のような伝承があります。 登山家はある日、地上に舞い降りた天使に恋をしてしまいました。しかし、この恋が叶わないことに苦しみ、天に向かって「この苦しみから救ってほしい」とお願いをします。すると天使がエーデルワイスの花を地上に残し、天に帰っていったというお話です。 花言葉の『大切な思い出』にはこの伝承が由来となっております。
エーデルワイスの歌
日本では映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌によって有名になりました。エーデルワイスは日本で自生しておらず、ウスユキソウ属に分類される高山植物の全てをエーデルワイスと呼ぶことがあります。