誕生日、結婚記念日、発表会などのお祝いのお花の贈り方について、 それぞれのお祝い事に基本的なマナーや注意点などをご紹介いたします。
誕生日にお花を贈る
一年に一度訪れる誕生日にお花を贈られると思い出として心に残ります。
その思い出こそが、一番のプレゼントなのではないでしょうか。
一年に一度訪れる誕生日にお花を贈られると思い出として心に残ります。
その思い出こそが、一番のプレゼントなのではないでしょうか。
誕生日に贈るお花のスタイル選び
直接プレゼントするならば王道の花束がおすすめです。
渡す時も写真を撮る時も絵になります。
花瓶のない方へ贈るときはアレンジメントが良いかと思います。
そのまま飾って頂けるので手入れが簡単です。
花材と色について
女性への贈り物は赤系やピンク系のお花が人気です。赤バラは不動のナンバーワンです。
男性へのギフトには百合がおすすめです。
白百合は凛として甘い印象にならず「尊厳」という花言葉をもつお花です。
お花に詳しくなくても百合ならばひと目で名前をひらめくはずです。
誕生日に贈るお花の相場
アレンジメントも花束も3500円~6500円くらいが人気です。
バラは10~20本の花束が多いのですが、年齢に合わせて本数指定する粋なご注文も少なくありません。
誕生日に贈るお花につけるメッセージカード例文
メッセージは誕生日のお祝いだけでなく、日頃の気持ちを伝えるにも有用です。
例文:
「お誕生日おめでとうございます。この1年が素晴らしい年でありますように。」
「お誕生日おめでとう。大切な君に感謝の気持を贈ります。いつもありがとう。」
お見舞いにお花を贈る
病床の方は気持ちが塞ぎがちなので、お見舞いのお花で勇気づけたいですね。
食べ物とは違い、お花はどなたにも受け取って頂ける手土産です。
ですが、お見舞いで病院にお花を送る際には注意点もございますので、お気をつけください。
お見舞いに贈るお花のスタイル選び
お見舞いのお花はフラワーアレンジメントがおすすめです。
花瓶がなくてもそのまま飾れ、こまめに水換えをする必要もありません。
但し、生のお花を使用したアレンジメントは衛生的ではない等の理由で生花の持ち込みを禁止している病院もあります。ご注意ください。
花粉や花の匂いが心配な方はプリザーブドフラワーがおすすめです。特殊な加工をしたものなので花粉も匂いもありません。
比較的小振りなものが多いので置く場所にも困らないお花です。また衛生面でも問題ございません。
配送業者を使用してお花を届ける場合は病棟や部屋番号まで確認をするのも忘れずにしましょう。
※「寝付く」と「根付く」で同じ音の鉢花は送らないようにしましょう。
花材と色について
花材は元気なイメージの黄色系やオレンジ系がおすすめです。
旬の花材を取り入れると病床の方にも季節を楽しんで頂けます。
ひまわりやガーベラのようにぱっと明るいお花の他、ふんわりと柔らかな色合いも好まれます。
匂いや花粉は少ないものを選ぶのがマナーです。
※「死」「苦」を連想させるシクラメンなども贈らないようにしましょう。
お見舞いに贈るお花の相場
お見舞いには3000~5000円程度が相場です。
受け取る方との間柄によって金額は変わりますので、一緒にお見舞いに行く方や周りの人と相談するのも良いでしょう。
お見舞いに贈るお花につけるメッセージカード例文
メッセージには未来を約束する言葉を添えると気持ちが伝わります。
「また一緒に旅行に行きましょう」など受け取る方が元気にならなくちゃ、と思って頂ける言葉を探してみましょう。
例文:
「ご病気その後いかがでしょうか。心からお見舞い申しあげます。病は気からと申します。早く良くなって、元気なお姿をお見せください。」
「いつも○○さんのことを思ってるよ。早く元気になると信じてるよ!」
結婚祝いにお花を贈る
普段は照れくさくて言えない言葉も、お花が一緒ならば心強いです。
結婚祝いに贈るお花のスタイル選び
ご自身のパートナーに渡すならば、存在感のある花束がおすすめです。
茎を長く残すことができるのでアレンジメントよりもお花が長持ちしますので、記念日の余韻を長く楽しめます。
もっと長く楽しみたい方にはプリザーブドフラワーがぴったりです。
2年程度はそのままの姿を保つので、年を重ねる毎にお花が増えるという演出もできます。
管理の手間がないのでご両親やお友達へのギフトにもおすすめです。
花材と色について
人気のお花はバラや百合です。赤のバラが一番人気でしたが、青いバラをお求めのお客様も多いです。アレンジメントやプリザーブドフラワーではピンク系が人気です。
結婚祝いに贈るお花の相場
アレンジメントでは5000円~7000円前後、バラの花束では8000円~12000円前後が多くご注文頂く金額です。
プリザーブドフラワーの相場は4000円~6000円とアレンジメントとあまり変わりませんが、出来上がりはかなり小振りになるのでサイズを確認してから購入しましょう。
結婚祝いに贈るお花につけるメッセージカード例文
「ありがとう」や「愛しています」はなかなか口に出しづらい方が多いようで、メッセージをうかがう際に「照れますね」と恥ずかしそうに話して下さるお客様もいらっしゃいます。
何年経ってもドキドキできるなんて素敵だと思います。
例文:
「結婚○周年の記念に花を贈ります。これからもずっと仲良く一緒に歩いていこう。」
「祝 結婚○周年!いつもお世話になっております。これからも末永くよろしくお願いいたします。」
退院祝いにお花を贈る
入院していた親しい方がようやく退院という報を聞いて”それは良かった”とホッと胸を撫で下ろします。それでは何か退院のお祝いをしなければと考えますが、やはり早く元気を取り戻して欲しいと、気持ちの安らげるお花を贈るのが一番と思います。
退院祝いに贈るお花のスタイル選び
花束などは活ける花器などを用意したりしなければなりませんので、まだ退院したばかりの人に、花器の用意をさせたり、水の取替えなどをさせない工夫のものが良いのです。手を煩わせないアレンジメントが最適です。お届けしてすぐ飾れますし、手入れもさほど必要としません。花の種類は明るめの花を用いましょう。
入院のお見舞いに鉢物は根が付くということでタブーでしたが、退院のお祝いにも鉢物は避けた方が良いでしょう。
プリザーブドフラワーやドライフラワーも「長持ちする=治りが長く掛かる」のイメージに繋がるのであまりオススメはできません。
花材と色について
幸せが飛んでくるという花言葉の胡蝶蘭などがオススメです。白の胡蝶蘭をメインにすれば、どの色合いでも合うのでオススメです
退院祝いに贈るお花の相場
退院祝いは現金よりは品物で贈るというのが通常です。入院時にお見舞いをされた方は退院祝いは贈らないケースが多いです。重複すると相手の負担になってしまいかねませんので気持ち的に贈りたいという場合は小額なもの(手土産程度)にすると良いでしょう。
退院祝いの相場としては3,000円から10,000円位が一般的です。
あくまでも例としてですが、友人や会社の同僚では3,000円、職場の上司や目上の方でしたら5,000円、親戚筋でしたら5,000円から10,000円が通常の目安です。
退院祝いに贈るお花につけるメッセージカード例文
早く元気な姿が見たいお気持ちをそのままお伝えするのがよろしいかと思います。
例文:
「退院おめでとうございます。一日も早い復帰を皆でお待ちしています。」
「退院おめでとう。無理はしないで、何でも言って下さいね。一緒に頑張りましょう!」
快気祝いにお花を贈る
入院中にお世話になった方や、お見舞いをいただいた方々へ、病気が全快して健康を取り戻した喜びとお礼の気持ちを表す贈り物が快気祝です。
快気祝いに贈るお花のスタイル選び
すっきりと完治するという意味からも、お返しの品物は後に残らないものが選ばれます。
お贈りするのはフラワーアレンジメントが良いでしょう。
その際に全快したお礼の挨拶状を忘れずに付けます。
退院後、10日後くらいまでにお届けしましょう。
花材と色について
快気祝は一般的にいただいたお見舞いの半額~3分の1程度が目安です。
快気祝いに贈るお花につけるメッセージカード例文
お見舞いに来ていただいたお礼と元気になったことを伝えましょう。
取引先や会社でのお付き合い場合は表書きをつけても良いでしょう。
表書き「快気祝」「謝御見舞」
例文:
「先日はお見舞いありがとう。みんなに沢山の元気をもらいました。全快の報告をかねて、ささやかですが心ばかりのお礼です。これからもよろしくね!」
「先日はお忙しい中をお見舞いにおこしいただきましてありがとうございました。お陰様でこのたび無事に完治いたしました。入院中は何かとお心配りを頂き、本当にありがとうございました。まずは全快のご報告とお礼を申し上げます。」