
命日の意味や種類やお花を贈る際のマナーやお花についてをご説明いたします。
このコラムを簡単にまとめると
- 命日とは故人様が亡くなった日のこと
- 月一回の命日と年一回の命日がある。
- 特定の年の命日に法要を行う
- あまり手のかからないお花を贈ることがおすすめで、バラの花には注意が必要。
- ご遺族様と故人様のことを考えてお花選ぶと良い。
命日の種類や意味について
命日とは
命日とは故人様が亡くなった日のことを指します。
お盆やお彼岸はご先祖様を偲んでお供えしたりするかと思います。
命日は故人様を偲んで生前の好物やお花などをお墓やお仏壇にお供えしましょう。
祥月命日と月命日
祥月命日(しょうつきめいにち)は年に一度で、毎年訪れる故人様が亡くなった月日のことを言います。
月命日は年に11回で、命日のある月を除いた毎月訪れる故人様が亡くなった日のことを言います。
※例えば2000年6月15日に亡くなれば命日はこの日になり、
祥月命日は2001年6月15日、2002年6月15日、2003年6月15日・・・
月命日は7月15日、8月15日、9月15日・・・となります。

命日に行う年忌法要とは
年忌法要は故人様が亡くなってから1年後に一周忌、2年後に三回忌というように特定の年の命日に法要を行うことをいいます。 一周忌以外の祥月命日の3と7を含む年に法事・法要を行うことが一般的です。 法事・法要の際は、親族や故人様の友人を呼び、僧侶による儀式の後、食事を取り、故人様を供養します。
- 一周忌2001年6月15日
- 三回忌2002年6月15日
- 七回忌2006年6月15日
- 十三回忌2012年6月15日
- 十七回忌2016年6月15日
月命日には命日のお供え花は、故人様の好んだお花、故人様が好んだ色のお花をお供えして、改めてご冥福をお祈りしたりします。 月日がたって贈るお花は、故人様にお供えの花というよりも、ご家族のお気持ちがなごむような、色のあるお花を贈るといいでしょう。 先方のご状況が解らない場合は、そのまま飾ることのできるお供えアレンジメントがご遺族様も手間がかからないのでオススメします。 葬儀に贈るお花や四十九日までのお花などのお色は白中心が一般的ですが、年忌法要からは飾るお花にお色をいれてもよろしいかと思います。 お花にご遺族様や故人様にメッセージなどを添えたりしても良いかもしれません。

命日にどんな花を送れば良いか?マナーについて
基本的な注意事項
命日のお墓参りや仏壇にお供えするお花は特にこれでなければいけないという決まりはございません。
ただ、トゲや毒のあるお花はなるべく避けるようにしてください。トゲや毒は不吉と言われておりますので、お気をつけください。
もし、生前バラが好きだった方にお供えしたい場合、トゲをとってお供えすればよろしいかと思います。
色は淡い色が一般的です。花は菊・カーネーション・ストック・リンドウ・グラジオラス・ケイトウなどが一般的です。
アレンジメントやプリザーブドフラワーなどが手間のかからないので、ご遺族様にお手間とらせない贈り方かと思います。仏壇にもお供えできるので、オススメです。

贈るお花の意味を考える
命日のお花を贈る際に大切なことは故人様への想い贈るということと、受け取るのはご遺族様ということです。
故人様を思ってお花を贈るのはとてもいいことですが、場合によってはご遺族様に故人様を思い出させてしまい、
暗い気持ちになってしまうこともあるかと思います。
命日のお花は故人様のお悔みにもなりますし、ご遺族様へ元気づけることにもなります。
お供えだからこうしなければいけないということはございません。あえて気分が明るくなるお祝い系のお花をご注文される方もいらっしゃいます。
命日に贈るお花はそのお花で故人様やご遺族様にどうなってほしいかを考えて選ばれるとよろしいかと思います。

命日に贈るメッセージカード例文
- ○○様のご命日あたり、改めてご冥福をお祈り申し上げます。
- この度は思いがけないご訃報に接し、信じられない思いでおります。知らせを受けたのがつい先日で、お悔やみが遅れましたことお許しください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
- 心ばかりのお花ですが、ご仏前にお供えいただければ幸いです。謹んでお悔やみ申し上げますとともに、ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます。
- ○○様のご命日にあたり、心ばかりのお花を贈らせて頂きました。ご仏前にお供えくださいませ。
- 遅くなりましたが、ご命日にあたりお花を贈らせて頂きます。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
- ○○様の在りし日のお姿を忍び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。心ばかりのお花ではございますが、お供え頂ければ幸いです。